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Home sweet home 34

肆拾肆 23

「私は皇太子を降ります」突然の殿下のその宣言に驚いた陛下は、私を東宮殿に帰した。親子で話し合うのだろう。先導してくれる女官さんが居ないのであちこち迷ってやっと東宮殿に着くと、チェ尚宮さんがパビリオンに居た。「妃宮さま! お戻りになりましたか!」「お姉さん・・・」チェ尚宮さんの綺麗な顔を見てほっとしていると、お姉さんは1人の初老の男性を私の前に連れて来た。「・・・その人は、」見覚えがある・・・。「あ...

いただきました〜っ。(≧▽≦)

Home sweet home 33

肆拾肆 22

チェギョンが、「シンに会いたい」などと言うはずがない。それに、これは口に出せないことだが、もし言うなら、俺のことは「シン君」と言うはずなのだ。「いいえ、それは間違いです。 妃殿下がそんなことを口にするはずありません」キム内官に向かってきっぱりそう言うと、彼は少し微笑んだ。「実はチェ尚宮もそう言っていて、それに妃宮さまからお香の匂いがしたので、何かがあったと思っているようです」何か?宮殿内で何がある...

肆拾参 14

犯人たちは、ペク・チュンハやアン・ギョンチョルを含めて全員捕まったそうだ。「皇宮警察の人たちが、チャン・ギョンさんの許可を得て東の離れで彼らの話を聞いていたんですが、“殿下が居たとは知らなかった”の一点張りでした」あまりにも全員が口を揃えているので、とにかくソウルに戻ろうと、先程2台のワゴン車で出発したらしい。チェ・ジノはこの放火には関わっていないのだが、表向きには何の関係もないソ王族のカードを不正...

肆拾肆 21

メールを送ってから、すぐに電話が来たのはチェ尚宮さんだった。『妃宮さま! 閉じ込められているんですか!?』クァク尚宮さんが私のあの言葉を録音していて、それを聞かされた陛下が激怒したことで閉じ込められたこと、そしてメールは皇族全員に送ったことを言うと、チェ尚宮さんは、皇后さまに怒りながらも、メール送信はそれで良かったと言った。全員に送ったことで、隠蔽も出来ないというのだ。『実は昨夜から、妃宮さまに暗...

Home sweet home 32

肆拾参 13

火事になってもこのシェルターに居れば安全だが、煙は一切入って来ないだろうかとか、酸素はいつまで持つのだろうとか、色々気になることはある。が、大丈夫だと言い切ったギョンを信じることにして、俺はやっと、チェギョンに伝えておかなければならないことを口にした。「実は・・・、お前と婚約してから、ケビン・モルダーのご両親に会いに行ったんだ」恋人ケビンをあんな風に亡くしたチェギョンだったのに、その後すぐ俺との婚...

肆拾肆 20

録音を誰かに聞いてもらう方がいいだろうか?だとしたらそれはチェ尚宮さんしか居ない。そっと部屋を出ると、パビリオンにチェ尚宮さんが居た。「お姉さん、ちょっと聞いてもらいたいものがあります」「・・・これは・・・っ」チェ尚宮さんは、蒼白になって声も出ないくらい驚きながらも、暫くしてから私に言った。「妃宮さま、皇太后さまにも聞いていただきましょう」皇后さまより上の人に聞いてもらう必要があるというのだ。「皇...