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肆拾参 1

私はシン・チェギョン。21歳の大学生だ。私の人生は、3ヶ月前の出来事で180度変わってしまった。あの頃私はアメリカに留学していたのだ。友人も恋人も出来て、充実した留学生活を送っていた。そんな時、あの事件が起きたのである。3ヶ月前のことに思いを馳せようとした時、私に話しかけて来た人が居て、私は現実に引き戻された。「チェギョンさま、殿下の授業が終わりました」「はい」私は、ぼうっとしながら座っていたベン...

Home sweet home 14

名無し君は見た!

「ヒョリンったら、ロッカーから出て来る時に肩の埃を払うような仕草をするのよ! 今日の掃除当番の私への当て擦りよ、きっと!!」幼馴染というだけあって家が近所なので、俺と幼馴染は一緒に帰る時が多々ある。そして彼女は、彼女のクラスメートであり我が校のホープであり、尚且つ殿下の噂の恋人ミン・ヒョリンが嫌いなのだ。いや、大嫌いなのである。なので俺はこうして、いつもいつも彼女の愚痴に付き合わされる。「ヒョリン...

Home sweet home 13

Home sweet home 12

Home sweet home 11

Home sweet home 10

肆拾弐 28(完)

『ソ・ファヨンさまとイ・ユルさまは外国生活が長かったせいで皇室に馴染めず、この度皇籍を抜けて国外に行かれましたことをご報告いたします』『皇帝陛下が体調を崩されました。 此処暫くのご心痛が原因かと思われます。 元々持病がおありでしたので、ご静養に入られることになりました』その2つのことが、1週間ほど空けて公式に発表された。このことで騒ぐ王族はもう居ないし、世間はこれらのこと持ち切りで、俺の退位の話な...

Home sweet home 9

肆拾弐 27

ネット記事が消えたことで世間が静かになって来た頃、俺は母上に呼ばれた。『皆揃って話し合いが持たれます。 あなたも来なさい』おばあさまの大妃殿に全員が集合するらしい。チェギョンたちが足で調べたことや、チェジュンがチェ・ジノを、翊衛司たちがソ尚宮を見つけ、諦めた2人が白状したことも聞いていたので、いよいよ終わるのかと、俺はコン内官とともに大妃殿に向かった。大妃殿の一室に、本当に全員が揃っていた。上座に...