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merryの宮

meet again 11
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meet again 11

あれから1時間ほどでユルさんがお医者さまを連れてマンションに来て、私の腕の怪我を診てくれた。縫合するほうが早く治るから病院にと先生は言ったのだが、それはユルさんが許さず、先生は看護師さんと2人で、今丁寧に処置してくれている。「痛みは相当だろうに、君は随分我慢強いね」「痛いですよ」本当に痛いが、ここ数日のことを思えばこれくらいの痛みは我慢出来る。その時、小さく誰かの声が聞こえた。今私が処置してもらっ...
meet again 10
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meet again 10

カフェで昼食代わりのサンドイッチを食べ、2杯目のコーヒーを飲んでいると、やっとインがやって来た。午後2時になっていた。「腹減った・・・」がっつりしたメニューがないのでインもサンドイッチを頼み、俺も別の飲み物を頼んで、俺たちはお互いの報告をした。と言っても俺の方は大した報告ではないが、インの方は色々あったようだ。「あの夫人、先ずひとつのマンションに向かったんだ」そこでひと騒ぎあったらしい。「ユルが会...
参拾玖 12
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参拾玖 12

ヒョリンのことを書いた韓国の新聞社が、今度はユルたちの帰国を派手に記事にした。<元皇太子妃ソ・ファヨンさまと元皇太孫殿下イ・ユルさまが帰国!!>2人が宮に参内した時の光化門を潜る写真も一緒に掲載されていて、恵政宮さまはインタビューまで受けていた。『母が心配で帰国いたしました。 息子のためにも、もうイギリスには戻りません』それが本当だと証明するかのように、わざわざ恵政宮さまの兄で現ソ王族の母親が入院...
参拾玖 11
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参拾玖 11

秋、殿下の婚約記事が新聞に載った。勿論相手はヒョリンだ。留学先で話題になったということよりも、こちらでの2人のツーショット写真が載っていたことに驚いた。誰かが撮ったものが今になって国民の眼に晒されるなんて、皇族はプライバシーなんて無いのだなと思ったものだ。でも突然だったなと思っていたら、ガンヒョンがあっさり言い切った。『そりゃあフランスで記事になったから、こっちでも負けられないと思ったんじゃないの...
meet again 9
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meet again 9

俺とインは先ず校長室に向かった。事前連絡を入れてくれていたインのおかげで、校長はすぐにソ・ガンヒョンを呼んでくれた。が、見知らぬ男2人と女子生徒だけに出来ないと思うのか、話はその衝立の向こうでと言われてしまったのだ。校長の机の前に向かい合わせになっているソファーがあるのだが、その向こうに衝立の奥にテーブルとソファーがあるのだ。仕方なく、俺たちはそこに座ってソ・ガンヒョンを待った。「君がソ・ガンヒョ...
meet again 8
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meet again 8

ユルさんに連れて来られたところは、マンションの一室だった。「僕名義の部屋なんだ。 誰も来ないから安心していいよ」ユルさんはソ家でガンヒョンや会長たちと一緒に住んでいたはずだが、此処も持っていたということだろう。「そのうちご家族を呼んであげるから、暫く此処に居て」「はい。 あの、ありがとうございます」「いや、僕たちのほうこそ申し訳ないよ。 父を止められなくてごめんね」「いえ、そんなこと・・・。 ウチ...
参拾玖 10
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参拾玖 10

「なんとお喋りな娘だ!」父上が、プリントアウトされたフランスの記事を見て憤慨している。記事は「某国の皇太子」になっているが、バレリーナは韓国人だと書かれているので、相手が俺だろうことは容易に想像出来るのだ。そして、このバレリーナはヒョリン以外有り得ないのである。おばあさまも母上も溜息ばかり吐いているし、姉上は父上同様怒っている。「ほんとに呆れた子だわ」多分それが全員の総意だろう。このことで、宮の広...
meet again 7
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meet again 7

仕方ないんだ、他に方法がないんだと、覚悟を決めていたはずだった。なのに。「大丈夫だ、優しくしてやる」そう言いながら、決して痩せていない会長がバスローブの前をはだけさせて、薄いネグリジェだけの私の上に伸し掛かって来た時、どうしようもなく身体が震えた。そして、キスしようとしたのかその顔が近付いて来て、薄い唇の間から黄色い歯が見えた。嫌だ!!咄嗟に眼を瞑ったものの、どうやら私の手は、思い切り会長を押した...
meet again 6
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meet again 6

ソ家の爺さんの話を聞いてから、その17歳の女の子のことがどうにも気になった。もしかしたら、その子が俺が探している子ではないだろうか?初めてが爺さんなんて嫌で、俺にと思ったのでは?一度そう思ってしまうとその考えが頭から離れなくなり、俺は次の日、講義を1つ休んで高校に行った。今年の2月、つまり俺の卒業前に転校した1年生の女子が居ないか聞くためだ。3年の時に俺の担任だった先生を掴まえてそれを聞くと、訝し...
参拾玖 9
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参拾玖 9

「義誠君ってユルですか? 帰国しているんですか?」「ソウルに居ます」ソファーに座った母上は、深く息を吐いてから、昨日の許婚の証を返してもらってからのことを話し始めた。俺と姉上が退室したあと、おばあさまは、先帝が望んだ許婚の家が大変な時に、助けてやれなかったことを悔やんでいたらしい。『シン家が大変な時に何も知らずにいた自分を許せぬ。 今の太子の言葉で、太子との縁にならなくて良かったとさえ思った』『あ...