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merryの宮

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Archive2019年05月 1/2

花嫁の資格 29(完)

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花嫁の資格 28

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骨折したというのに、私を心配するなんて馬鹿じゃないのかと思えた。ニヤニヤしていて、何がおかしいのかと思えば、私がアジョシを心配しているのが嬉しいのだという。おまけに、「お前が好きだ」とか「お前のためなら何でも出来る」とか「愛してる」とか言ってくれた。が、あまりにすらすら言ったので、言い慣れてるのかと思ってしまった。ユソンさんの話を思い出してしまい、女性を振り回しながらも言葉だけは紡いでたんだろうか...

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花嫁の資格 27

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救急車に乗り込んで病院に付き添って来たのはいいが、アジョシは処置室から一向に出て来る気配はなく、一人廊下で待っているのは心細かった。救急車が到着するまでの間にユソンさんに電話したので、多分来てくれると思う。あれ? でも病院の名前を言っただろうか?・・・よく憶えていない。座ったままで内心狼狽えていると、私の隣に誰かが座った。ユソンさんだった。私は救急隊員さんに聞いてきちんと病院を伝えたそうだ。泣いて...

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花嫁の資格 26

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「痛みはもう無いのか?」「はい、おばあさま。 右足だけですし、もう大丈夫です」昨日からリハビリはしているが、当然痛い。が、チェギョンの前なので俺は何でもないことのように答えた。「すぐに退院出来ると思います。 おばあさまのほうこそ大丈夫ですか?」「私は大丈夫よ。 2人の事故を聞いて驚いただけなの。 私もシンと一緒に退院しようかしらねえ」いや、先に退院してくれ。俺は半日、いや数時間でもチェギョンと二人...

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花嫁の資格 25

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<JJグループ御曹司の恋人は女子高生か!?>などという噂がちらほら出ていたらしい。俺の気持ちとしては間違っていないが、噂になるなんてと驚きだった。その時、何やら考え込んでいたギョンが突然声を上げた。「あーー!! あの時のシン・チェギョンだ!」何があの時なんだと聞いたインではなく、ギョンは俺に捲し立てた。「シン! 今の子ハン・ジニに引っ叩かれた子だな!」「・・・ああ、そうだ」そうだ、そういうこともあっ...

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花嫁の資格 24

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眼を覚ますと病室のようだった。「あ、眼が覚めた? 良かったわ」姉の声が聞こえて来て、一瞬何があったのだろうと思ったが、すぐにバイクが突っ込んで来たことを思い出した。「姉さん、チェギョンは!? チェギョンは無事か!?」言うと同時に起き上がろうとしたのだが、足に酷い痛みが走って呻いてしまい、ベッドの左側に居た姉が、再び横になろうとした俺に上掛けをかけてくれた。「足が痛いんでしょ? そりゃそうよ、踏まれ...

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花嫁の資格 23

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「ごめんなさい、オンニ。 突然こんなことになって」「ううん、構わないわ」荷物を出しながらマンションを出る理由をぽつぽつと話すと、オンニは言った。「それ判る気がするわ。 孤児に縁のない世界に思えたのね」「うん」「でもその専務、あなたのこと本気じゃないの?」オンニはそう言ったが絶対違う。「そうだとは思えない。 祖父母のために私との結婚を受け入れたのよ、きっと」「そうかなあ?」「そうなの」私はそれで話を...

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花嫁の資格 22

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コンサートは楽しかった。隣に居るアジョシの動きはぎこちなかったが、多分私も大差ないと思う。だって初めてだから。でも本当に楽しかった。ただ、終わると一気に疲れが押し寄せて来て、夕食に何がいいかと聞いてくれたアジョシに、コンビニのお弁当を持って帰ると言った。・・・今度行く時は大丈夫だろう、きっと。その後もアジョシは色んなところに連れて行ってくれた。勉強になるからと色々なジャンルの映画や、時には遊園地に...

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花嫁の資格 21

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車を飛ばしてマンションに着くと、ちょうど一台のタクシーが反対側から車道に出て行くところだった。マンションのエントランスを見ると、エレベーターに向かっている母の後ろ姿があり、今のタクシーに違いないと思った俺は、そのままタクシーを追った。こんな風に出て行くなんて。俺に何も言わずに出て行くなんて。そんなに俺が嫌なのか?俺はもう、チェギョンに会うことも出来ないのか?行き先は聞いたそうだが、今会わないともう...

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花嫁の資格 20

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コンサートでチェギョンとの距離が近くなったように感じたことで、あれから俺は強引に誘うのではなく、チェギョンの希望を聞くようになった。というか、チェギョンの言うことを聞いてやりたいのだ。ピザ店に行ったことないと言われれば行き、屋台のおでんが食べたいと言われれば行く。あの映画が観たいと聞けば休みの日に連れて行き、テレビで見た遊園地のパレードが綺麗だったと耳に入れば一緒に遊園地に行く。チェギョンは俺の隣...

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