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merryの宮

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Archive2019年04月 1/20

ヒョリンの誤算(出会い編)

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中3の時、せっかく芸術高校舞踏科に合格出来たというのに、高校の費用が出ないと母に言われて、「だったら死んでやる!」と母に吐き捨てて、私は家を出た。この学歴社会で中卒なんて生きていけない!母のように住み込み家政婦になれとでもいうのか!?と、腹が立ったのだ。だが本当に死ぬ気などなかった。母の顔を見ているのが嫌で逃げただけだ。電車を乗り継いで見たこともない小さな駅で降りると、運命の出会いが私を待っていた...

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ヒョリンの誤算(参内編)

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プリマになる夢を捨てられなくてシンのプロポーズを断ったのに、そしてコンクールで優勝したことでプリマへの道は開かれたのに、私はシンへの想いを捨て切れなかったのだ。ファヨンさまという味方を得たことでシンを取り戻す決心をしたのである。そして、シンの心変わりに気付かずにいたせいで、自殺未遂という騒ぎまで起こしてしまい、隠していた私の素性までもが白日の下に晒されてしまったのだ。シンを騙す気はなかったが、言え...

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あの日の雨音

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花嫁の資格 16

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「シン、聞いたか!? インに子供が出来たらしい!」「それは良かった。 奥さんもほっとしてるだろうな」長男の嫁の重責については、姉が散々愚痴っていたので知っている。大病院の跡継ぎに嫁いだ姉が長男チャンを産んだのは、結婚後丸2年経った頃だったというのに、それでもまだかまだかと言われたらしい。そんなにせっついても出来ないものは出来ないわ!と、姉が喚いていたのを何度もこの耳で聞いたのである。だからというか...

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花嫁の資格 15

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ギョンは学芸員と別れたそうだ。だからといって、妹に近付くことは出来ないらしい。「それはそうだろう。 姉の恋人だった35の男に、20歳の大学生が興味を持つとは思えん」「35って言うな!」「あ、そう言えばお前この前36になったんだったな」「わーーーーー!!! 言うな〜〜〜〜〜〜!!」インにも愚痴を零したようだが、20歳や21歳の子が36のおじさんに振り向くと思うか?と言われたらしい。「インの言う通りだ...

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花嫁の資格 14

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「こんなにたくさんいただけません」私の誕生日に、ヘジャさんたちは驚くほどのプレゼントを用意してくれていた。こんなにいただいても、お返しすることも出来ないのに。気にするなと言われても気になってしまう。でも、どれもこれも綺麗で素敵な物ばかりで、それは嬉しいと思う。ヘジャさんやユソンさんの気持ちも嬉しいし、私たちがお祝いしたいのよという言葉は、素直に有り難いと思う。「ありがとうございます」頭を下げた私に...

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花嫁の資格 13

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『ねえねえ、シンはチェギョンへのプレゼントは何にしたの?』姉が嬉しそうに電話をかけて来た。当日は家族4人でマンションに行くらしい。姉と義兄は二人で、少し早いけどと言いながら大学入学式用のスーツだそうだ。別々のプレゼントだと気を遣うだろうからと。『まだまだ私たちに遠慮してるものね。 だからあまり高価なものにしないでおこうと思って』そう言いながらも、数百万ウォンのブランド物だそうだが。『で? あなたは...

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花嫁の資格 12

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日曜日には、時々スニョンたちと出かける。ヘジャさんやユソンさんたちにも色んなところに連れて行ってもらったが、お金持ちのご婦人が行くような高級なお店ばかりだったので、同じ年の女の子と行く場所は初めてと言ってもよくて、すごく楽しかった。映画館や遊園地、若者がいっぱいの街中を歩くのも、それだけで楽しかった。あっという間に4月になり5月になった頃、スニョンが嬉しいことを言ってくれた。「チェギョン、随分訛り...

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花嫁の資格 11

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『シンーーーーーー!!! 話を聞いてくれ!!』突然ギョンから連絡が来た。何事かと会ってみれば、恋していた学芸員と付き合い始めたのはいいが、なんとその妹を好きになったらしい。「はあ?」呆れてものも言えない。そんなに気持ちがぐらつくものなのか??おまけに姉のほうとは身体の関係もあるようだ。「お互い大人だし、最初のデートでホテルに・・・」それ以降会うときはいつもホテルだったらしい。「で? 妹にはいつ会っ...

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花嫁の資格 10

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次の日の夕食時には、会長とユソンさん、アジョシのお姉さんでヘミョンさんとそのご主人のハン・ジョンホさん、チャン君とゴン君という子供たち、それにアジョシも来て、総勢9人でテーブルを囲んだ。チャン君とゴン君を見て、施設の子供たちを思い出した。あの子たちは元気だろうか?こんなに大勢で食事なんていつ以来かしらとヘジャさんが言っていたが、私は別に大人数だとは思わない。親戚の家に居た頃は、大きくなるにつれて私...

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