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merryの宮

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CategoryPHD2014(完) 1/1

運命(PHD)5(完)

年が明けるとすぐ 俺とチェギョンの婚約が報じられ、チェギョンはあっという間に入宮した。俺は、妃教育のため 雲峴宮にほぼ軟禁状態になっているチェギョンに 毎日のように会いに行き、二人の時間を持った。「え? じゃあシン君は私のこと知ってたの?」「ああ。 車の中からずっと見ていた」そう言うとチェギョンはほんのり顔を赤らめた。可愛い。俺を”シン君”と呼ぶ声も、その可愛い声を出す紅い唇も、俺を射抜く綺麗な眼も...

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運命(PHD)4

・・・・・・・・全て夢だったようだ。あまりに現実的な夢だったので、俺はしばらくその夢から抜け出せなかった。どこから夢だったのか。チェギョンが許婚なのは本当なのか。大体、シン・チェギョンという名前自体 本当なのか。はっきりしない頭のまま上殿に挨拶に行き、そこで俺は許婚のシン・チェギョンのことを聞いた。写真を見ると、やはりあの子だった。「太子、無理強いはしない。 断ってもいいのだ。 まだチェギョン嬢に...

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運命(PHD)3

下校すると、すぐに上殿から呼び出しがあった。おばあさま、父上、母上、姉上と全員揃っていた。ヒョリンのことだろうと思っていたら案の定だったのだが、俺はその話の内容に驚いた。ヒョリンは実はミン貿易社長の愛人の娘で、認知されて一緒に住んでいるものの、使用人扱いだそうだ。驚いて声も出ない俺に、父上が言った。「そなたの気持ちを尊重したいと思う。 だが愛人の娘を皇太子妃には出来ぬ。 なので太子、宮を出なさい」...

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運命(PHD)2

父上たちにミン・ヒョリンの名前を出し、だが先に自分から話したいと言っておいて、俺は登校した。ヒョリンに了承を取らなくてはならない。ヒョリンはミン貿易の社長令嬢だそうだ。そこそこの教育を受けているだろうし、それにヒョリンは居るか居ないか判らないくらい物静かなのだ。五月蠅くて煩わしい女はごめんだから、こんな静かな女のほうが都合がいいかもしれない。俺はまず噂があるかどうか知ろうと、友人のインたちに聞いた...

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運命(PHD)1

俺は韓国皇太子イ・シン。俺の中では“運命”と“諦め”は同義語だった。大君の息子に生まれついていながら、父上の兄、ス皇太子殿下が事故で亡くなられたことで、父上が皇太子になり、俺が皇太孫になった。そして父上が皇帝に即位すると 当然のように俺は皇太子になったというわけだ。本来なら ス殿下の息子で俺の従兄弟のユルが皇太子になるはずなのだが、ス殿下が亡くなり、悲しみにくれたス殿下の妃でユルの母親のファヨン妃が、...

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