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merryの宮

参拾陸 20(完)
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参拾陸 20(完)

スンレさんの様子に言葉もなく立ち尽くしていた父上が、決心したかのように、小さく、だがはっきりと言った。「恵政殿には重い罰を与えなければ」皇宮警察に拘束されていた恵政殿さまたちは、最長老の言葉に甘えて宮内で処罰することになり、俺やチェジュンが大学生になる頃には全てが終わっていた。何も知らずスンレさんの装飾品を持っていた下女たちは、つまり盗みを働いたわけだが、それがあったからこそ物的証拠も出たわけなの...
参拾陸 19
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参拾陸 19

途中の車の中で、俺はチェジュンに最長老はナムギルさんにコン内官は父上に報告した。恵政殿さまたちは、俺たちが昌慶宮を出る前には拘束されているので、そろそろ皇宮警察に着く頃だろう。女官2人も拘束されて、既にそこに連れて行かれている。コン内官が皇宮警察に向かってくれて、俺と最長老とユルは、スンレさんを連れて先に内医院に向かった。スンレさんを医官に託して、3人で処置室の前の廊下に居ると、チェジュンがやって...
参拾陸 18
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参拾陸 18

春休みになったものの、依然母の居所は判らなかった。私の留学は義誠大君殿下のお妃候補から外れるためのものだったし、叔父が支援者になってくれて実現したものだと判ったのだが、恵政殿さまを糾弾出来なければまた候補にと言ってくるかもしれないというので、留学自体は白紙になっていない。私としては、それどころではないというのが正直なところだが、今はお前が居ないほうがいい、などと祖父と兄に言われたら逆らうことも出来...
参拾陸 17
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参拾陸 17

チェギョンの蟠りは、この時解けたと思う。元の友人に戻れただろうか。「すぐにかかってもらう。 待っていてくれ」チェギョンが持っていたポーチの中にスンレさんのネックレスなどが入っていて、ポーチごとそれを受け取った俺は、チェギョンにそう言った。「はい」「大丈夫だ、必ず見つける」誰を、とは言わなかったが、チェギョンは笑顔を向けてくれた。指紋鑑定はその日のうちに結果が出た。スンレさん本人以外に数人の指紋が出...
参拾陸 16
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参拾陸 16

クリスマスが近付き、私たちはインさんたちと一緒にイブの一日を過ごすことになった。この時期殿下が忙しいのは判っていたものの、7人だけなのが少し残念でもあったが、イブの日に異性と出かけるなんて初めての私たちは、どきどきしながらインさんたちと待ち合わせた。「メリークリスマス!」インさんたちは3人で私たち4人に花束をプレゼントしてくれて、やはりそれも初めてのことで、すごく嬉しかった。インさん個人からの物は...