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merryの宮

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Categoryお話 其の参拾弐(完) 1/3

参拾弐 14(完)

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「え? ユル君がイギリスに??」私はそれをジョンファから聞かされた。皇太后さまの独断で留学することになったらしい。「随分急なのね」「知らないの? 彼、あなたを自分の妃にして欲しくて陛下に勅命を出してくれって頼んだのよ」「はああ???」なんと、ユル君はイン君が私に告白したのを見ていたようで、私を取られまいとしたらしい。そのことで、チェギョンの気持ちはどうでもいいのかと皇太后さまが怒ったそうだ。「ぜ、...

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参拾弐 13

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オ・ヘジンの実習が終わって、俺を睨み付けながら彼が行ってしまった後、気付くと夏休みになっていた。俺は一層公務が増えて忙しくしていて、そんな中、ボランティア先の老人施設で一人の職員が入居者の老人に言われていた。「何をいつまでもうじうじしている。 あんたはそんなに自分に自信がないのか?」「・・・そういうわけじゃなく、彼女の気持ちが判らないんです」所々聞こえて来る話を要約すると、その職員は恋人の気持ちが...

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参拾弐 12

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ヒョリンも居なくなりユルも先月イギリスに行ったというのに、俺は未だにチェギョンと話も出来ていない。ユルと恵政殿さまが居ないことで公務が増えたこともあって、なかなか登校出来ないからだ。と、思いたい。チェギョンから電話が来ることはないので、俺が電話しないと声を聞くことも出来ない。なので、偶に電話はしている。と言っても用など無いので、元気かとか明日から試験だなとかその程度だ。おまけに3年になってから一層...

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参拾弐 11

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大学生二人が脱落して候補がチェギョンたち3人になったことで、不可が付いてるヒョリンが外されて、チェギョンとアン・ジョンファが残るだろうことは簡単に予想出来た。なので、何とかユルにチェギョンを諦めてもらうことは出来ないかと固い頭を捻っていたら、その前におばあさまが揀擇を止めてしまったのである。「もう止めよう」「え? 何をですか、母上」朝の挨拶の場での突然のおばあさまの言葉に、父上がきょとんとして聞き...

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参拾弐 10

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皇太后さまとの面接のあと、結局私もジョンファも候補を外されることなく、訓育が始まった。経書をするそうだ。ヒョリンは苦戦していて、いよいよあいつも終わりねとジョンファが笑っていた。ところが。「え!! 大学生のオンニたちが外れた!?」異性関係がバレたのだそうだ。王族といえど大学生だもんね、と言った母の言葉に、私はおかしな納得をしていた。「これであなたたち高校生3人になったわね」「多分ヒョリンで決まりよ...

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