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merryの宮

参拾 30(完)
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参拾 30(完)

『皇太子殿下があの楼閣の近くにいらっしゃったのを見ました』水剌間の女官がそう証言したらしく、事情を聞きにやって来た警察官と、俺は今東宮殿で向き合っている。「扉の外に立っていなさい」コン内官が翊衛司にそう言い、3人の翊衛司がそれぞれ部屋を出て行ったのを見てから、警察官が俺に言った。「では殿下。 事情をお聞きしましょうか」警察官が帰ってから、母上が東宮殿にやって来た。皇太后さまとユルの見舞いに母上付き...
参拾 29
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参拾 29

宮を見下ろせる丘の上で、私はやっとというかしっかり心を決めた。昨夜指輪をはめられキスされた時よりも覚悟が出来たと思う。シン君を支えたい。シン君が私で良いと言ってくれるなら、一生シン君の傍に居て、宮の継承という重圧を少しでも和らげてあげたいと思った。私、シン君が好き。その夜、私たちはシン君のベッドでひとつになった。兄が仕掛けたカメラからは逃げられた・・・よね。次の朝、皆さまに揶揄われながらユルさまに...
参拾 28
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参拾 28

だがハンカチくらいでは証拠にならない。洗濯係が、間違えてユルのものに紛れ込ませてしまったということもあるのだから。それを言うと、皇太后さまは俺を睨み付けた。「白を切るのか?」「ならばこのハンカチの指紋を採取しましょう。 私はハンカチはポケットに入れていますし、それを落としたことはありません。 大体、皇太后さまたちの楼閣に足を踏み入れたこともないのです」きっぱり言ったことが気に入らなかったのか、皇太...
参拾 27
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参拾 27

合房の夜は、誰の陰謀か床は氷のようで、俺とチェギョンは一組しか無い布団で抱き合って眠った。ひじょーーーーーーに残念なことにそれだけだったのだが、今は焦らなくてもいいと思っている。朝、俺の胸に擦り寄るように眠り込んでいたチェギョンがすごく可愛かった。結局キスだけだったのだが、周りはイタしたと思っているだろう、そんな眼で見られているだろうと、チェギョンが意識してしまっているようだった。「・・・皆そう思...
参拾 26
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参拾 26

キム尚宮さんとソ尚宮さんが逮捕されたことで、ヒョリンもとうとう罪を認めたそうだ。反省の色が無いヒョリンの様子を聞いて、正直怖いと思った。私がそこまで人に恨まれるなんて考えたことも無かったから。それにソ尚宮さんは、ユルさまを未来の皇帝にするためにシン君を追い落とそうと、今回のことをしたと白状したらしい。権力、地位というものは、そこまでしてでも手に入れたいものなのだろうか?証拠は無いが、ユルさまのお母...