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merryの宮

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Categoryお話 其の弐拾捌(完) 1/4

弐拾捌 18(完)

日曜日の王族会は、おばあさまと母上、そして俺も出席する中、皇太后、いや、ソ・ファヨン側の王族が既に警察に逮捕されていることもあって、人数が減っていたが、滞りなく進められた。「昨日付で、皇太后ソ・ファヨンと恭親王イ・ユルは廃位され、二人は皇籍からも抜かれています。 これは報告です」議長である最長老の言葉に異議を唱える者も無く、次は父上の退位問題だが、出席していたおばあさまの鶴の一声でソレは呆気なく決...

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弐拾捌 17

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翌日、<皇太后陛下の野心!!>と題して、先ず夜が明けないうちにネットに記事が上がり、新聞にも載り、テレビでも取り沙汰された。シン氏が、既に新聞社にもテレビ局にも手を回していたのだ。『こ・・! これは何なの!? ヒョリンがユルの恋人ですって!? この馬鹿な子は言い切ってるじゃないの!』皇太后さまは、チェギョンが録音していたミン・ヒョリンの音声がネットやテレビで流れているのを聞いて、朝からユルを問い詰...

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弐拾捌 16

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木曜日、チェギョンはトイレで突然ミン・ヒョリンに襲われた。「あんたのせいで!」カッターを手にしていたミン・ヒョリンは、先ずチェギョンの右腕を切り、次に顔を切ろうとしたそうだが、チェギョンが咄嗟に傷付いた右腕で庇ったらしい。血が飛び、恐ろしさでしゃがみ込んだチェギョンの背中にミン・ヒョリンがカッターを振り下ろそうとした時、チェギョンの友人イ・ガンヒョンがトイレに飛び込んで来たらしい。「ヒョリン! あ...

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弐拾捌 15

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日曜日の公務は、伯父もだが私もシン君も、シン君のほうに何かが起こるんだと思っていた。だがユルさまの事故が起こり、犯人は東宮殿の保安室長ということで、シン君は謹慎させられているようだ。まさかそんなことになるとは思ってもいなかった。そのことで伯父は色々忙しいらしい。「たくさん有りすぎて話している時間が無い、でも大丈夫。 殿下は嵌められたんだよ。 それを証明するからね」でもそう言ってくれるので、私は少し...

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弐拾捌 14

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次の火曜日、シン氏は、警察に居るパク・ヒスと入院しているホン翊衛司の証言を取ってくれた。俺からの電話もあり、それまでずっと、殿下のためにしたことだ、殿下はご存知ないと繰り返していたパク・ヒスは、漸く口を割った。「皇太后さまに頼まれました。 妻の手術代が必要だったのです」心臓移植をしなければならない妻のドナーがやっと見つかったものの、貯金していた手術代では足りず、金を必要としていた時に持ちかけられた...

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