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merryの宮

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Categoryお話 其の弐拾肆(完) 1/4

弐拾肆 19(完)

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イ・ユルの最後の想いが通じたのか、なんとイ・スが目覚めた。息子の訃報を聞き、イ・スもまた自分を責めた。「4年前、ユルはミレを病院に連れて行こうと言ったんです。 でもヒョリンのことを考えて、それはだめだと言ったのは私です。 本当に眼をやらなくてはいけないのは私だったのに・・・!」イ・スは息子を思って号泣した。イ・ユルとイ・スの自白により、ミン・ヒョリンの前の車が警察の手で徹底的に調べられた。馬鹿なこ...

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弐拾肆 18

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イ・ユルはその後、父親に会いたいと言った。「警察に行く前に父に会わせていただけませんか?」モニター映像と彼の自白の録音を手に入れたのですぐにも警察にと思っていたのだが、そのイ・ユルの気持ちも判るので、内官や翊衛司とともに行くことを許可した。俺とイ・ユル、コン内官とともにその部屋を出ると、母上とチェギョンが立っていた。「ミレ・・・」イ・ユルは呆けたようにチェギョンを呼んだ後、その前に跪いた。「すみま...

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弐拾肆 17

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やっと涙を抑えた俺は、口元の血を拭っているイ・ユルを冷たく見下ろした。「もう一度聞く。 4年前、誰からチェギョンを預かったんだ?」「・・・」「答えろ!!」返事をしないイ・ユルに腹が立って、俺は再び彼を殴った。イ・ユルは派手に床に転がったが、何とか身体を起こすと、痛そうに口を開いた。「・・・全羅北道で、車が崖から転落するという事故が起きています。 その車にチェギョンさんが、いえ、ミレが乗っていて死ん...

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弐拾肆 16

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イ・ユルが居る楼閣に向かう途中、コン内官がチェギョンの検査結果を持って俺を追いかけて来た。血中に睡眠薬の成分があったそうだ。やはりミン・ヒョリンか。「それと殿下。 今日早めにチェギョンさまを病院へとのことでございました」「病院? 何かあったんですか?」「他には何も異常は見られなかったということでしたが、ただチェギョンさまが視力の低下を訴えられまして」「視力の低下?」眼が見えにくいと言ったそうで、病...

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弐拾肆 15

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車の中で俺に凭れて眠っていたチェギョンがふと目覚めて、パパたちは何処に居るのかと聞いて来た。「あの島から電話したけど出なかったの。 留守だっただけならいいけど」「いや、ナムギルさんの転勤で今アメリカに居る」「アメリカ!?」その後この4年間のこちらでのことを伝えた。チェギョンだとされた遺体があったこと、なので葬式までされたこと。この春、チェギョンそっくりのイ・ミレという女の子を見つけてその子を調べ、...

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