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merryの宮

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Categoryお話 其の弐拾壱(完) 1/5

弐拾壱 23(完)

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部屋に入りチェギョンを奥のベッドに寝かせた後、その横に腰掛けたシンは、チェギョンを見下ろしながらその頬を撫でた。「俺たちの初めてを十数人の女官に聞かれてもいいのか?」「十数人!?」「そうだ。 廊下にずらっと並ぶんだぞ? いいのか?」「・・・ /// 」そう言いながらも、シンの手はチェギョンのブラウスのボタンにかかった。「俺は嫌だ。 愛する女との初めての行為を聞かれたくない」「・・・ /////// 」「だからチ...

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弐拾壱 22

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ヒョリンは、階段の上でチェギョンが来るのを待ち構えていた。毎週この時間にこの階段を下りることが判っていたからだ。ふふ、もうすぐあんたはここから無様に落ちるのよ。階段の少し手前でガンヒョンと別れたチェギョンは、ヒョリンが居ることには気付かず階段に差し掛かり、突然背中を押されたのである。ヒョリンはチェギョンが落ちる音を聞きながら、その場を離れようとした。が、すぐに後ろから来た男に腕を掴まれてしまったの...

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弐拾壱 21

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チェギョンとの未来の約束はシンに力を与え、責任を与えた。例えチェギョンが再び中傷を浴びても、自分がしっかりしていれば国民の信頼を掴んでいれば、誰も何も言わないはずだと、シンはより一層公務に励み、国民の声を聞き、王族たちにも気を配った。元々人気があったこともあり、まだ立太子式も済んでいないというのに、シンが公務で現れるたびに、皇太子殿下〜〜!と声が上がった。それをヘジャたちも喜び、シンのためにと、週...

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弐拾壱 20

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私、オッパが好きです。シンが欲しかった言葉だ。チェギョンに言って欲しかった言葉だ。本当に?そう聞くと、はいと答えてくれるのが判っているシンは、聞くことはせずにチェギョンをじっと見つめた。「ありがとう、チェギョン。 すごく嬉しいよ」「はい・・・ /// 」シンは、ゆっくり腕を伸ばしてチェギョンの小さい肩を引き寄せ、チェギョンは大人しくシンの胸に顔を埋めた。二人は暫く抱き合っていたが、シンはそっとチェギョ...

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弐拾壱 19

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「あ! アンティークのチョコレートケーキ!」チェギョンは女官が出したケーキを見てそう叫んだ後、顔を真っ赤にして俯いてしまった。「す、すみません・・・/// 」「いや、このケーキって有名なの?」「あ、はい・・・。 /// すぐに売り切れて、これなかなか買えないんです」チェギョンはテーブルのチョコレートケーキに眼を奪われながらそう言った。「へえ? じゃあ食べてみようか」「はいっ! あ・・・ /// 」チェギョンは、...

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