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merryの宮

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Categoryお話 其の捌(完) 1/8

番外編 キム・ジョンス

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キム・ジョンスがここニューヨークに来て初めてのバレンタインの頃は、ジョンスは学校にバイトにと忙しくてそんなことは忘れていた。が、思わぬことにチェギョンからチョコとマフラーが送られてきた。『早めに送ります。 バレンタインに間に合えばいいけど。 大好きなジョンスへ。 チェギョンより』そう書かれたカードが入っていた。お前、こんな物送って来るなんて。殿下に知られたらなんて思われるか。でも、とジョンスは思う...

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捌 35(完)

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シンは次の日から、時間があればチェギョンに電話をし、夜の公務がなければシン家に出向くということを続けた。嫌われていないということがはっきりしたので、皇太后の言うとおり、あとは押すだけだ。「チェギョン、おはよう。 今日は地方に行くんだ。 お土産を買ってくるよ」「チェギョン、会いたい。 今からそっちに行ってもいいか?」「チェギョン。 おばあさまがお前と一緒に映画を見たいとおっしゃってる。 明日宮に来て...

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捌 34

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この前の告白を信じてもらえていなかったシンは、居住まいを正してチェギョンに向き合い、再び告白しようと口を開いた。 「お前が怪我をした時、本当は傍に居たかった。 でも、彼が居るから・・・、来ることが出来なかったんだ」「彼、って、・・・ジョンスですか?」「ああ。 俺はキム・ジョンスに嫉妬してた。 いや、今でも激しく嫉妬している。 俺は・・・、彼には敵わないから」チェギョンは伏し目がちにそう言ったシンを...

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捌 33

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「太子。 明後日キム・ジョンスが韓国を発つそうだ」シンは皇帝の言葉に驚いた。もう行くのか?昨日夏休みに入ったところなのに。 「チェギョン嬢や友人たちが見送りに行くらしい。 そなたはどうする? 行くなら行ってもよいぞ?」俺がキム・ジョンスの見送り?行けるはずがない!「いいえ。 行きません」シンは皇帝にはそう返事したものの、その日こっそりと空港に来ていた。チェギョンたちが、ジョンスを前に泣いている様子...

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捌 32

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チェギョンは、自分を殺そうとした人間が居たことを知って、ショックを受けていた。その人間は捕まったからもう大丈夫だと言われたところで、落とされた時の恐怖は消えない。娘を皇太子妃にしたい王族が裏で糸を引いていたと聞いて、シンとのことに、完全に腰が引けてしまったチェギョンだった。そしてそのシンは、あの後怪我の具合を電話で聞いてきただけだ。愛してるとまで言ってくれたのは嘘だったのだろうか、と思えるくらいあ...

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