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merryの宮

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Categoryお話 其の肆(完) 1/12

肆 60(完)

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一連の騒動が決着を見た。公式発表されたのは、王族会の最長老さまがユン元王族親子のしでかしたことの責任を取って辞任。ファヨンさまとユルさまは、追尊により復位されたものの、ユルさまの右目の治療のため渡英。これだけだった。爆発騒ぎの後、シン君は私に全てを話してくれた。最長老さまのことも、ユルさまのことも。結局ユルさまには、皇太后さまが昔の真相を話したらしい。ユルさまは、母の言葉だけを信じて皇室に対して甚...

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肆 59

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皇籍を離れると言うとチェギョンは驚いていたが、俺が口にした理由をそれ以上問い詰めることはしなかった。ユルがチェギョンに固執していることに気付いていたのかもしれない。チェギョン、俺と共に生きてくれ。俺の傍でいつも笑っていてくれ。俺を離さないでくれ。そんな想いを込めて、チェギョンとキスを交わした。2月になってすぐ、最長老が動いて 俺の廃位とユルの皇太子冊封が撤回された。どうやったんだろうと思っていたら...

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肆 58

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私はシン君に、暫く登校を控えるように言われた。この騒動のせいだろう。私は理由を聞くことなく頷いた。宮の中でチェ尚宮お姉さんや、女官のお姉さんたちといつも一緒にいる私に、ユルさまが近付いて来た。「チェ尚宮、少し妃殿下と話したいんだ、外してくれ」「いいえ、ユル殿下。 片時もお傍を離れるなと皇太子殿下からの命でございます」「もうすぐチェギョンは僕の妻になるんだよ、その前に少し仲良くなりたいんだ」拗ねたよ...

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肆 57

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逃げるといっても、ただ逃げ惑うだけではチェギョンに苦労をさせる。俺は皇籍を外れる気でいた。姉上ではないが、宮のことなど考えていられない。皇籍を抜けて、イ・シンとシン・チェギョンとして生きる。だがまあ、それは最終手段だ。宮の行く末が全く気にならないと言えば嘘だからな。とりあえず王族会に判ってもらわなければ。俺は王族を1人1人訪ねることにした。まずは最長老、イ・ソンミンだ。イ・ソンミンは、申し訳なかっ...

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肆 56

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年が明けた。もうすぐス殿下の追尊が執り行われる。そうしたらユルが皇位継承権を持つことになる。おばあさまは、亡くなった息子の追尊はしてやりたいのだが、そしてユルには宮に居てほしいと思っているのだが、あれだけ権力に固執しているファヨン妃が、母上より上の皇太后になるのはマズいと考えているそうだ。そしてそれは、この上殿に居る者皆がそう思っている。だが、もうそれを止める術は無い。今月下旬に追尊の儀式が終わり...

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